思考のすゝめ。

「『思考のすゝめ』と書かれた本が3冊積まれた、イデラボの白黒イラスト」
目次

はじめに。

脳の上に旗が立つ、思考の出発点を表した白黒イラスト

何かを変えたいとき、
私たちは、まず行動を変えようとする。
早起きをする。本を読む。運動を始める。
けれども、その行動を選んでいるのは、
その前にある思考である。

何を大切にするのか。
どこに時間を使い、何を手放すのか。
そこにはいつも同じ考え方がある。
人生は、小さな選択の積み重ねによって
つくられる。そして、
その選択の出発点にあるのが思考である。

この講義では、思考が持つ役割と、
イデラボで扱う思考について述べていく。


思考は、軸になる。

風を受けながらもまっすぐ立つ旗で、思考の軸を表した白黒イラスト

人は、考えが定まっていないと、
そのときの感情や周囲の空気に流されやすい。
やる気があるから始め、
気分が乗らないからやめる。
誰かに褒められれば続け、
反応がなければ自信をなくす。

自分のなかに基準があれば、
迷ったときに立ち戻る場所ができる。
これは、自分にとって本当に必要だろうか。
今の時間の使い方は、
進みたい方向に向かっているだろうか。

思考とは、すぐに答えを出すものではない。
日々の判断が大きくずれないように支える、
静かな軸のようなものなのだと思う。


思考は、整えていくもの。

手のひらの上に浮かぶ思考の形を描いた、思考を整え育てることを表す白黒イラスト

頭のなかは、放っておくとすぐに散らかる。
人と比べて焦ったり、
必要のないものが欲しくなったり、
誰かの意見を、自分の考えだと
思い込んだりする。

ときどき立ち止まり、
これは本当に自分が望んでいることなのか、
と考える。
余計なものを少しずつ外していくと、
自分が大切にしたいものが見えてくる。

思考は、
生まれつき完成しているものではない。
経験や読書、人との会話を通して、
何度も考え直しながら育んでいくものである。


イデラボで扱う思考。

表紙に電球が描かれた一冊の本で、読書から生まれる思考や発想を表した白黒ピクトグラム

イデラボで扱うのは、
読んだその日に人生が変わるような
考え方ではない。
より少なく、しかし、より良く。
水滴、石を穿つ。
足るを知る。
結果を急がず、今日できることに目を向ける。
どれも地味で、知っただけでは何も起こらない。

それでも、迷ったときに思い出す。
誰かと比べたとき。
結果が出ず、やめたくなったとき。
そこで一度立ち止まると、
選ぶものや、行動の向きが少し変わる。

その小さな変化が積み重なり、
やがて習慣になり、
その人の生き方になっていく。
毎日の選択の少し手前には、
いつも思考がある。


それでは、次回講義にて。✋


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