はじめに。

少なくすることで、より良くなる。
多くを求めるほど、人生は分散していく。
思考も、時間も、エネルギーも、
広がるほどに薄くなる。
必要なのは、増やすことではない。
減らすことである。
不要なものを減らし、
本質的なものだけに集中する。
それだけで、人生はより豊かになる。
この講義では、
より少なく。しかし、より良く。
という考え方について、述べていく。
より少なく。

すべてを手に入れることはできない。
時間も、お金も、エネルギーも、
すべて有限である。
それでも私たちは、多くを手に入れることで、
より良い自分になれると考えてしまう。
もっと学ぶ。もっと経験する。
もっと挑戦する。もっと所有する。
しかし、多くを求めすぎるほど、
自分にとって何が重要で、何が不要なのかが、
わからなくなっていく。
その結果、選択も、行動も、習慣も、
すべてが曖昧になる。
必要なのは、逆の発想だ。
本質的なものを見極め、それ以外を捨てる。
多くを捨てるほどに、本質だけが残る。
より良く。

減らすことは、諦めることではない。
本当に大切なものに集中する技術だ。
やることを減らす。しかし、質を高める。
情報を減らす。しかし、理解を深める。
習慣を減らす。しかし、継続する。
選択肢を減らす。しかし、迷いを減らす。
多くを捨て、残ったものだけに集中する。
それだけでいい。
人生は、増やすことによって
よりよくなるのではない。
減らすことで、整っていく。
より少なく。しかし、より良く。

筆者にも、不要なものまで追い求め、
すべてが曖昧になっていた時期があった。
多くを学ぼうとする。
多くを試そうとする。
多くを手に入れようとする。
だが実際には、どれも深まらず、
どれも積み上がらなかった。
そんな時に、ある本を通して、
この考え方と出会った。
- 少なくすることで、より良くなること。
やるべきことを増やすのではなく、
やらないことを決める。
広げるのではなく、深める。
それが、
人生を整えるために必要な考え方である。
それでは、次回講義にて。✋

